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口腔機能低下症を知っていますか?

2024/6/1

口腔機能低下症の検査道具

こんにちは。

大阪訪問歯科センター言語聴覚士の長浜です。

訪問歯科でお伺いしている患者様の中で嚥下機能が低下している方に、食事評価やトレーニングを実施しております。

 

〝摂食嚥下障害″は聞いたことがあると思いますが、〝口腔機能低下症″というものをご存知でしょうか?

口腔機能低下症とは、加齢だけでなく疾患や障害等の様々な要因により口腔機能が複合的に低下している状態です。摂食嚥下障害のようにムセや食べづらさが顕在化していない場合もあります。進行していくと、低栄養や嚥下障害を引き起こし誤嚥性肺炎のリスクにも繋がります。

そのため、進行する前に発見し予防していくことが大切なのです。歯科は病院等と違って嚥下障害になる前の患者様に継続的な関わりができる場所になります。外来に通っている患者様だけでなく、希望があれば訪問の患者様も評価を実施しております。

下記の口腔に関する色々な項目を検査していきます。(画像参照)

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①口腔衛生状態  ②口腔乾燥  ➂噛みしめる力

④舌口唇運動(構音能力)  ⑤舌の力

⑥咀嚼の力  ⑦嚥下機能

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口腔機能が低下しており、希望があれば言語聴覚士からトレーニングを指導させて頂きます。嚥下機能が低下していなくとも、健康診断のように元気な状態を知ることで、何か問題が出てきた時にどんな変化があったか分かるようにしておくことも大切です。

歯の治療や口腔ケアの他、嚥下機能面や栄養状態で気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

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