みなさん、こんにちは!
言語聴覚士の長浜です。
先月、「利用者様にしっかりとご飯を食べていただく方法」の言語聴覚士視点からのセミナーを実施させて頂きました。ご参加下さった皆様、質問などもありがとうございました。
最近、気温の変化があり体調管理も大変かと思います。高齢者の方達は、気温の変化に対して鈍いこともありますので周りの方の注意が必要ですね。
今回は、セミナーでも紹介した嚥下障害のサインの中から私が訪問時に特にお伺いしていることを説明します。
①何を、どれくらい食べているか
食形態が常食か、工夫が必要か。偏ったものばかり食べていないか。補助栄養は使っていないか。量は少なすぎないか。もし、内容についてご本人様に適切かどうかを確認したい場合、当院に管理栄養士が在籍しておりますので、ご連絡ください。ご本人様の身体状況や生活に合わせて確認させて頂きます。
②どの程度の時間で食事を行っているか
一般的な食事の内容であれば、30分以上かけて摂取している場合、食事の内容やご本人様の嚥下・身体機能面に何か問題があるかもしれません。また、嚥下機能が低下している方が長時間かけて食事を行うと疲労感が蓄積され、より誤嚥リスクが高くなってしまいます。
③ご自分で食事を食べているか。どこで食べているか。
介助で食事を摂取している場合、介助方法によっては食べにくさの原因になることもあります。また、嚥下機能が低下している方の場合、食べる際の姿勢も飲み込みの関わってくるため、ベッドなのか椅子なのかということも大事です。
④食事以外でも… 唾液が口に溜まって吐き出す、食事以外でむせる
唾液は1日1.5Lほど出ており、それを自然に飲み込んでいます。その処理が出来なくなると、食事でむせていなくとも、無意識下の就寝時に誤嚥につながるリスクが考えられます。
上記のチェックで気になったことがあった方は、ご連絡ください。訪問歯科時に言語聴覚士が嚥下機能を確認します。
夏になる前に、しっかりと栄養をとれる体作りをしていきましょう!
持ち運び可能な機器を揃えることで、ご自宅や施設でも診療室と変わらない治療が可能に。入れ歯・虫歯など様々な治療を行っています。
検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布も可能です。
休診日:木・日曜日、祝日
上記番号につながらない場合は、本部またはLINEでご連絡ください
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